夢は、叶う

メキシコ国旗

ソフィア・カスティジョン
(メキシコ合衆国)


花見(円山公園)

花見(円山公園)

私が小さい時、学校の先生のひとりが日本人でした。

そしてそれ以来ずっと、日本に行き、日本の和を体験したいと思っていました。

私が夢を叶えることができてから一年が経ち、たくさんの素敵な、そしてつらい「初めて」を体験しました。

例えば、15年ぶりに自転車に乗ったり、浴衣を着て祇園祭に行ったり、生まれて初めてスギ花粉症にもなりました。毎日が楽しいです。京都という場所は、いろんな気分に合わせて何かを与えてくれます。もし、あなたが外に出てゆっくりと過ごしたい気分だったら、こじんまりした静かな場所を散歩できます。でも、もし反対にちょっと生活に喧騒が欲しくなったら、人にぶつからないよう四条通りを歩くことに挑戦してみるのもいいでしょう。

私はメキシコシティという、とても狭苦しくて、騒がしい場所から来ました。

だから、私が京都について気に入っているところは自然を楽しみつつ川に沿って長く落ち着いて散歩ができるところです。

去年の4月の終わりに、自転車に乗って鴨川沿いを走ってみることにしました。長い間、自転車に乗っていなかったので息が切れてしまいました。そして、いろんな種類のきれいな花が咲いている場所で止まってみることにしました。それが私が京都に、めったにガイドブックに載ることのない、素晴らしい植物園があるということを発見した時でした。

落語の学習

落語の学習

それは京都という場所が、地元の自然を地元の雰囲気の中で見つけることができる場所だということでしょうか。

私はとても幸運なことに「哲学の道」の近くに住んでいるので、季節によって自然が移り変わっていくのを目にすることができます。満開の桜には一番感激しましたし、夏の間に子供たちが蝉取りをしている姿を見ることも待ちきれないです。この美しい場所のことを語るときに、花見のことを忘れることはできません。友達と集まって、桜の木の下でピクニックを楽しみつつ楽しくおしゃべりをすることは私の国では映画の中でしか見られなかったことです。もちろん、これらは優しい日本の人たちのおかげでもっと楽しくなります。

彼らはいつも快く道に迷った人を助けてくれますし、散歩の途中に会ったご老人から素晴らしい秘密の場所に案内されたこともあります。

日本に来てからkokoka京都市国際交流会館でボランティアをすることで、私自身の文化をシェアする機会もたくさんありました。日本に来る前に私が日本に興味を持ったように、私の国の文化に興味を持ってくれる人たちが日本にいることを知って、とても心が温まりました。

kokokaでは私のホストファミリーと出会うこともできましたし、たくさんのスタッフの人たちも私の日本の家族の一員になりました。

古園 美樹 訳

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新しい世界への扉:新しい言語を学ぶ

私は日系アメリカ人三世で、今回初めて日本に住んでいます。来日してから、和歌山県の遠い親戚を訪ねて、4回行きました。親戚は英語があまり話せないので、私がずっと日本語で話さないといけません。そういうわけで、私が勉強を続けていけば、彼らともっと深い話ができるようになると考えています。私のその姿勢に影響されて、親戚の一人は英語をより真剣に勉強するようになりました。そして彼女は、Facebook で私の母と話し始めました!

私の日本語能力が今のレベルに達するまでに、たくさんの努力をして何年もかかりましたが、最大の進歩の理由は日本に住んだからです。日本の文化と言語に入り込むことで、毎日日本語の練習ができるようになるし、そして、一番大切なことは、たくさん間違えることです。例えば、「可愛い」と「怖い」を間違えるといった失敗は面白くて恥ずかしいですが、その度に新しい何かを勉強します。

新しい言語を学ぶ上で大切なことは、その言語の文化を同時に学ぶことだと気づきました。どの言語にも、その国で問題なく意思疎通するためには、知るべき文化があります。その良い例は、「よろしくお願いします」です。このフレーズは、「どうか…(していただけませんか)」、「初めまして」、「頼りにしています」等という意味があります。結局、状況や会話している人との関係によって、「よろしくお願いします」の意味が変わります。そういうわけで、日本の文化と習慣をよく知らないで「よろしくお願いします」を使うことがとても難しいのです。

私が見つけた日本語を学ぶ良い方法は、日本のテレビ番組を見ることです。番組を見ている中で、聞くことも、そして日本語字幕で、読むことも、どちらも上達できます。最近、「テラスハウス」という番組を見ています。一つ屋根の下に6人が一緒に住み、その日常について撮影したリアリティーショーです。理解するために、何度も巻き戻して見る必要があっても、この番組は日本語の勉強に役に立ちます。なぜなら、6人の自然な日本語の会話が見られて、聞けて、彼らが日本で毎日どのように生活しているのかが分かるからです。

新しい言語を習うことが難しくても、複数の言語で話せることは、とても強力で、価値のある技術です。なぜなら、この技術のお陰で、我々は全然違う文化を持った人々と会って話すことができ、また、その文化と習慣に対する尊敬の念を抱くことが出来るからです。もし、あなたが新しい言語を学ばれる時、この記事が何らかの良いアドバイスになればと願っています。

岩井 ニコラス
翻訳協力:谷口 千智

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京都の特別なランチ屋さん

京都は日本の有数の観光地なので、当然グルメのレベルも高いものがあります。老舗から、地元の人に愛される日常グルメまで、どれをとっても美味しいですが、今回は京都で、性別不問、人数不問、誰でも 楽しめる絶対に立ち寄りたい安くてお得なランチスポットを選んでみました。

1.「丸太町十二段家」

丸太町十二段家といえばお茶漬けですね。お茶漬けは、ご飯にお茶をかけて梅干や漬物などと一緒に食べます。この店は、大正時代創業の老舗で、レトロモダンで静かな雰囲気があり、ここに来ると京都に来たなぁと感じます。特に、料理を用意する音を聞きながら、落ち着いて料理を待つ時間は、至福のひと時です。

HP: http://www.m-jyunidanya.com/


2.「京菜味のむら」

ヘルシーで美味しく、ちょうど満腹できる量です。烏丸御池の近くでオススメなランチ屋さんはどこかと聞かれれば、私は絶対に京菜味のむらと答えます。ショーケースには、10種類の日替わり、おばんざい小鉢が並んでいます。食感と味付けが異なる品揃えで、多彩な食材を楽しめるランチが特色です。特に、一人で行くときには枯山水の庭に面したカウンター席に座ると、優雅なランチタイムを過ごせます。

HP: http://www.nomurafoods.jp/

「GYOZA OHSHO」のランチ

「GYOZA OHSHO」のランチ


3.「GYOZA OHSHO」

これは「餃子の王将」ではなく、GYOZA OHSHOです。すなわち、女性向けのおしゃれバージョンの餃子の王将です。味は「王将風」ですが、スタッフさんの制服はカフェのようで、明るい雰囲気なので、上品な感じがしました。ちなみに、「にんにくゼロ餃子」もありますよ。どうして女性がここに入りやすいか、この店にきて分かりました。いろんな意味でびっくりのお店でした。

HP: https://www.ohsho.co.jp/shop/detail.html


4.「だいこんのはな」

「だいこんのはな」のランチ

「だいこんのはな」のランチ

「だいこんのはな」は、私がバスにスマホを忘れた友だちと一緒に 壬生車庫に取りに行ったときに、偶然に出会ったランチ屋さんでした。トンカツと麻婆ハンバーグを頼んだら、料理が出た時、びっくり!「デ カッ!」二人とも驚きました。店主は優しいおばあさんとおじいさん二人で、時々気遣いの話しをかけてくれて、まるで自分の祖母と祖父の家に居るみたい、癒しのところです。友だちはまたスマホを店に忘れてしまったのですが、おばあさんはわざわざ店から出て追いかけ、スマホを持ってきてくれました。本当に感謝してやまないことです。ちなみに、私たちはその日、晩御飯を食べなかったです。

所在地: 京都市中京区壬生坊城町48
電話: 075-822-8700

皆さん、機会を見つけてこれらの店に是非食べに行ってください! 美味しい料理を楽しみながらランチ時間をゆらゆらお過ごし下さい。

張 翔宇
翻訳協力:古田 富好

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雨の日は花の日

花屋
花 花

日本は例年6月が梅雨の季節で、雨の降る日が多くなります。雨が降ると、外で洗濯物を乾かすことができないし、傘もささないといけない。晴れの日と比べると、家の中も外も暗く、なんだか気分が憂うつになりますよね。傘をさしていると、顔もうつむきがち。

ただ、下を向いて歩いていても、注意深く自然に目をむけてみると、草花がいつも以上にイキイキとしているように、私は感じます。まず、雨の雫がポタポタと草花を揺らして印象的です。そして、雨で暗いおかげで、草花の色合いが、月が出ていないときの星のようにキラキラ感じ取れます。特に梅雨の季節を象徴する紫陽花は暗闇でひときわ輝く花火のよう。雨粒が紫陽花に当たった音を聞きながら、そこで花火大会が繰り広げられる空想をしてみたりして。カタツムリはのんびりどこかからその様子を楽しんでいるのでしょうね。雨の日には雨の物語が隠されている。そう思うと雨の日でも少しワクワクしませんか。

そして、外で雨の日の愛おしい自然の物語を楽しんだ後は、花屋さんに行って、自分の気に入った花を買って部屋に飾ってみてはいかがでしょうか。部屋が明るくなり気持ちも明るくなりそうですね。日本にはこんな花もあるんだとか、ちょっとした発見にもなりそうですよ。

協力・写真:花工房 本店
http://hanakobo.co.jp/

岡山 和樹

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若冲ゆかりの石峰寺と五百羅漢を訪ねて

伊藤若冲で有名な石峰寺を訪ねました。京阪電車深草駅を降りて東へ向かい、疏水と師団街道をわたり、約10分で寺の入り口に着きます。そこから約80段の階段を上がると、禅宗の一つである黄檗宗特有の門があります。ここを潜ると、左手に寺務所、正面が萬福寺を本山とする禅道場です。内部には釈迦如来、それを挟むように禅修行のための段があり、座布団が敷かれています。こじんまりとしたお堂です。

本尊は、1979年の放火によって消失するまでは薬師如来(民を病から救い災難を除くという仏)でしたが、土の中から釈迦如来(仏教の創始者)像が発見されてからは、御本尊として祀られています。

このお堂を西側から回って登っていくと、また門があり、これを通り抜け30段くらいの階段を上がると、竹林の中に石仏五百羅漢が現れます。羅漢とは、釈迦の説法を聞き、世人より供養されるにふさわしい悟りを完成した聖者のことだそうです。

石峰寺の五百羅漢は、晩年ここに草庵を結んだ若冲が下絵を描き、石工に彫らせたものです。釈迦の誕生から涅槃に至るまでの生涯を表現したものが、その場面ごとに配置されています。長年の雨風で丸みを帯び、苔むして、風化に伴い表情や姿勢に一段と趣を深めています。本堂の石像群に行く手前を右に20mくらい歩くと、若冲の墓があります。

伊藤若冲は江戸時代中期の画家で、京都錦小路の八百屋の長男として生まれ、23歳で家業を継ぎました。30代の時に相国寺の大典禅師に出会い、禅の道に入り若冲の名を得ました。40代で弟に稼業を譲り、画業に専念しましたが、京都の大火で家を焼かれ、石峰寺の草庵に住みました。米一斗(15kg)と一枚の絵を交換する生活を送り、85歳の生涯を終えました。

若冲の名は、アメリカのコレクター、ジョー・プライス氏により世界的にも注目を浴びるようになりました。彼の作品は、相国寺承天閣美術館や宮内庁にあるものが有名ですが、錦市場商店街のシャッターにも鮮やかに表現されていますので、錦市場の閉店後に見に行かれてはいかがでしょう。

生田 稔

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kokoka news * * こくさいうりゅういかん ニュース

kokoka 避難所宿泊訓練2018 “Spend the night in a shelter”

申込みフォーム
QRコード

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大地震など、大きな災害が起きたとき、kokoka は「避難所」になります。実際にkokoka に泊まって、「避難所」を体験し、大きな災害が起きた時、どのように行動したらよいか、消防署による訓練や、ワークショップを通じて考えてみませんか?

  • ◆日時:6月16日(土)午後4時から17日(日)午前10時まで
  • ◆場所:kokoka 京都市国際交流会館
  • ◆参加費:無料。夕食、朝食(非常食)付き。夜は寝袋を提供します。
    ※寝袋はお持ち帰りいただきます。
  • ◆持ち物:底の平らな靴、ズボン
  • ◆対象:外国籍住民、日本語のわからない方
  • ◆申込:HP、または電話で申し込んでください。
  • ◆電話:075-752-3511
心肺蘇生法

心配蘇生法

<内容>

  • 「起震車」による大地震の揺れの体験
  • 緊急救命訓練、初期消火訓練
  • サバイバルフードの試食
  • 災害が起きた時のためのワークショップ
  • 避難所での暮らし体験 など
起震車

起震車

◎こんな疑問、気持ちにこたえます。

  • 大地震発生!まず何をしたらいい?
  • 日本語がわからない!!
  • 火事発生!けが人がいる!さあどうしよう!
  • 「避難所」ってどんなところ?
  • 私も助けたい!

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京都市国際交流会館 図書・資料室 としょレター

オススメの一冊

『KYOTO 図書館紀行』

『KYOTO 図書館紀行』

玄光社、2013

今回はさりげなく自慢したいと思います!なんとこの本に、kokoka の図書・資料室が紹介されているんです。すご-い!! もっともっと知名度が上がって、たくさんの人に来てもらえたらすごくうれしいなあ。

京都には他にも素晴らしい図書館がたくさんあります。読んだ後は実際に行ってみてください。図書館って、心が落ち着くとってもいい空間ですよね。

『なくなりそうな世界のことば』

「ドマーキ語」…。みなさん、これらの言語を知っていますか。『なくなりそうな世界のことば』(吉岡乾 著、創元社、2017)には、世界の少数言語がたくさん紹介されています。

今、世界では次々に少数言語が消滅しているそうです。言語が消滅していくって、なんだかとても悲しいです…。

ぜひ図書・資料室に読みにきてくださいね。

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今号を作ったボランティアのみなさん

編集メンバー

生田 稔 / 岩井 ニコラス / 岡山 和樹 / 金谷 千菜美 / 胡 侃欣 / 古園 美樹 / 鈴木 翔一朗 / 鈴木 秀利 / 谷口 千智 / 古田 富好 / 八木 俊幸 / 湯澤 公朗 / 林 秀鳳 / 張 翔宇

WEB版作成

鈴木 秀利

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