京都府立植物園

韓国国旗

チャ・ウンジュン(韓国)


チャ・ウンジュン

私(左)と私の友達

6月に京都に来て初めて迎えた京都の秋は感動的でした。日本人の友達のおかげで着物を着ることができました。秋とぴったりな着物と紅葉は外国人の私にとってものすごく印象的な体験でした。

京都に紅葉を見に来る大勢の人を避けて、私は北山通りにある植物園に足を運びました。それはいい選択でした。紅葉に染まった風景は思った以上に美しくて、驚嘆しました。ちょうどいい人数と雰囲気で、十分に落ち着いて楽しめました。着物でゆっくり紅葉を感じるには植物園で良かったと思いました。

一番いいスポットは紅葉で囲まれた池の上に映った風景でした。神秘的な水の色とそれを囲む紅葉は言葉では表せないほど美しくて、何度もカメラのシャッターを押しました。

京都の夏は暑くて疲れましたが、紅葉の見頃を満喫して久しぶりにリラックスができました。

本当に京都に来て良かったと思います。


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京都で災害に備える

東日本大震災から2年が経とうとしています。まだ余波が続く、あの未曾有の災害をはじめとして、日本は多くの災害を経験してきました。私たちの住む京都も例外ではありませんでしたし、またこれからいつ災害が起こるかはわかりません。

しかし普段は、災害に対してどういう準備をするのがよいか、なかなか分からないものです。私たちはどのように備えればいいのでしょうか?それを考えるべく、京都市防災危機管理室の宮本さんと米田さんに取材をしました。

災害への備えとして、お二方は次のような助言をくださいました。1.適切な避難行動に必要な情報を集めるこど最寄りの避難所がどこか、災害時に情報を得られる場所はどこか、など)。2.避難や避難所での生活に必要な準備をすること。3.よい近所付き合いをすること。でもこのうち、「よい近所付き合いをする」ということは、災害への対策としては、意外に思われるかもしれません。けれどもお二方は、それが災害への備えとして重要なのだと考えています。

東日本大震災のあと、それぞれの自治体の課題となったのは、災害が起こった時、行政がすぐに、確実に市民を守れるとは限らないため、私たち市民もまた、できる範囲で対処しなければならないということでした。そのため、京都市防災危機管理室では、かりに行政の災害支援がすぐに届かなくても、地域住民が自力で避難所を運営して持ちこたえられるようにと、避難所運営マニュアルをはじめとする、様々な災害対策マニュアルを準備しています。

ただ、ご近所の人と、いきなり避難所をどうやって運営するか?といったことを相談するのは、難しいものです。ですからお二方は、まずできることから始めることを提案します。たとえば、今からでも、自分に絶対に必要なものだけでも準備する。ご近所の人と挨拶をする。そしてちょっと話をする――といったように。取材をうけてくださったお二方も、お住まいの地域で町内の集まりに参加したり、近所の人々と一緒にごみ拾いをしたりするなど、自分にできることを実践されているそうです。

地震・緊急時行動マニュアル

また京都市国際交流会館でも、災害への備えに役立つ、携帯用の地震・緊急時行動マニュアルを5か国語で準備しています。あなたに必要な情報も、きっと見つかるのではないでしょうか?

インタビューを終えて、私も家族といつものように話をする中で、少しだけ避難することについて話をしました。話をしながら、家族や近所の人々とどう協力すれば、災害を生き残ることができるかを考えました。私は少しずつ、もっとこのことを考えてゆきたいと思います。災害が起こったときにこそ、近所の人々と協力しあい、ともに生き残ろうとする助け合いの心が大切になるのですから。

鈴木 翔一朗(すずき しょういちろう)

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高野川

高野川
女性と子ども

高野川は、比叡山と北山の水を集めて南に流れ、鯖街道(*1)から川端通りを並走して左京区出町柳で賀茂川と合流する清流です。上流の地域として八瀬大原、下流は下鴨が知られています。この流域の歴史は古くて豊かで、中でも下鴨神社の創立は京都の寺社の中でも最も古い時代にさかのぼります。葵祭り(*2)とか流鏑馬(*3)といった祭事へは全国から沢山の観光客が集まります。川には、昔は鰻が大阪湾から淀川をさかのぼって回遊してきましたが、最近の治水による環境変化のため見られなくなり、今は鯉のみが泳いでいるのが見られます。鷺とか鴨などの水鳥が、ドジョウ、昆虫、藻などを捕まえているのが見られます。川沿いには、桜の一種の染井吉野が並んでいて年2回にわたり観賞できます。3月下旬には花びらで、11月中旬には葉が赤みを帯びる紅葉になることで。秋には、比叡山と東山のもみじなどが紅葉しているのをかなたに見られます。出町柳から北山通りまでは、川沿いに散歩道があって、散策できますし、近くには寺社仏閣や素敵なお店が沢山あります。

写真は、比叡山を背景として出町柳の賀茂大橋から見る高野川の風景です。

京都の中心を流れる鴨川は美しいのですが、高野川は私のお気に入りで、皆さんに訪れることをお奨めします。

*1 鯖街道(さばかいどう):京都と福井県小浜市をつなぐ道路で、鯖などの魚を運んだことに名前の由来があります。

*2 葵祭り(あおいまつり):京都3大祭りの一つで、約1400年前が起源とされ、5月15日に開催されます。

*3 流鏑馬(やぶさめ):葵祭りに先立つ5月3日に行われ、疾走する馬上から的を矢で射る神事です。

古田 富好(ふるた とみよし)

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チョコを贈る、きっかけを贈る

2月14日はバレンタインデーです。日本ではバレンタインデーに、女性が好きな男性にチョコレートを贈ります。また、日頃の感謝の気持ちを込めて贈る「義理チョコ」や、友達に贈る「友チョコ」も一般的です。きっと今年も、たくさんのチョコレートが贈られるのでしょう。あなたはバレンタインデーに、どんなチョコレートを贈りたいですか?

Dari K のチョコレート

Dari K のチョコレート

ここ京都には、普通のチョコレートとは違う特別なチョコレートが存在します。三条会商店街にある Dari K というお店のチョコレートです。今回、このチョコレートの世界をのぞくためにインタビューに行ってきました。このお店は、インドネシアのスラウェシ島の農家から公正な価格で上質なカカオを直接輸入、それらを自家焙煎し、植物油脂を加えることなくチョコレートを手作りしています。これらの条件のもと生み出される深みのある香り、さっぱりとした後味が特徴です。

このおいしいチョコレートの背景には、物語があります。金融アナリストとして働いていたオーナーの吉野さんは、国際市場価格が上がっているカカオ豆の取引について、投資家ばかりが得をする一方、現地の生産者たちの収入は変わっていないという現状に疑問を抱き、その経歴を捨ててチョコレートの世界に入りました。スラウェシ島のカカオ豆の農家たちは、チョコレート作りに重要な過程であるカカオ豆の「発酵」を行っておらず、チョコレートを食べたことがありませんでした。そこで吉野さんは、その発酵方法を自ら猛勉強し、現地の農家たちに教えたのです。そこには、本当の意味でフェアな取引をし、現地の人たちに安定した収入による安定した生活を届けたいという思いがあります。近い将来、インドネシアに工場をつくって、現地の人たちがチョコレートを自ら作り、ビジネスができる環境を整えたいそうです。吉野さんはこう話してくれました。Dari K のチョコレートが、このようなチョコレートを取り巻く現状について「考えるきっかけになればいい」と。

吉野さんにインタビューをさせてもらった後、私は家に帰って母にこの話をし、Dari K のチョコレートをあげました。おそらくこれまであまりなじみのなかったフェアトレードについての話を興味深そうに聞き、おいしそうにチョコレートを食べる母の姿をみて私は少しうれしくなりました。Dari K のチョコレートを贈る、その行動が同時に「何かを感じるきっかけ」も贈ることになるかもしれません。バレンタインデーに、いろんな意味で特別な Dari K のチョコレートを贈ってみてはいかがでしょう。

Dari K HP:http://www.dari-k.com/

フェアトレード:
発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することを通じ、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す運動。

東田 美優(ひがしだ みゆう)

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 落語小咄 相撲(すもう)

小咄
相撲

相撲は勝ち負けを争うことに重きを置くスポーツではありません。それは日本の神事であり、同時に武道でもあります。土俵上の力士の動きは神道の儀式に従っています。それゆえに、力士には相撲の技量と共に品格も求められるのです。

3月10日より大阪府立体育会館にて大相撲春場所が開催されます。テレビでも中継されますが、現地へ出かけると相撲独特の雰囲気を味わうことができます。

親方:今日はどうしたんだ。土俵際まで相手を追い詰めながら、自分で転んで・・

力士:あと少しで勝てると思った時に、ふと親方の言葉を思い出したんです。

親方:どんな言葉だ。

力士:「自分自身に勝て!」

小松 武久(こまつ たけひさ)

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日本のしきたり 食べ物に「いただきます」

皿と箸

日本には、ごはんを食べる前に「いただきます」、食べ終われば「ごちそうさま」とあいさつをする習慣があります。幼いころ、親や学校からこのあいさつを教えられました。

私は、意味もわからず言っていました。言葉の由来をたどっていくと、「いただきます」の「いただき」は山の頂上のことです。貴重な品をもらったとき、それを頭の上まで持ち上げて感謝したことから来ています。食べ物になってくれた命や作ってくれた人に感謝する言葉です。「ご馳走さま」の「馳走(ちそう)」には、「走り回る」という意味があります。人をもてなそうと、食べ物集めに走り回ってくれた人に感謝する言葉です。

食事

食べ物を探しに奔走した昔と違い、食べ物を探すというよりは、お金で買う時代です。学校でも、手作りの弁当から、有料の給食になりました。ある子どもが先生から食べる前に「いただきます」というように教えられ、家で母親にこのことを話すと「給食代を払っているのだから、言う必要はない」といわれたそうです。ファーストフード店などで、値段相応の食べ物、マニュアルどおりの応対にたいして、「いただきます」「ごちそうさま」を忘れるのも仕方ありません。

無理して嫌いなものを食べなくていい時代ですが、食事に感謝した日本人の心を持ち続けたいと思います。金額や材料の質は関係しない言葉です。「いただきます」「ごちそうさま」をあいさつとして覚えていてください。

山下 元代(やました もとよ)

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kokoka news * * こくさいうりゅういかん ニュース

外国人のためのカウンセリング・デイ

法律、ビザ、税金、保険や年金などについて、わからないことはありませんか?心の悩みを抱えていませんか?専門家がみなさんの相談に、お応えします。通訳者もいます。事前に予約してください。

  • ◆日時:2月17日(日)午後1時 〜 5時
  • ◆場所:kokoka 京都市国際交流会館 3階 会議室・相談室
  • ◆申込み:電話(075-752-3511)、kokoka 1階受付

外国人コミュニティについてもっと知りたい!チャリティ交流会

地域に住む外国人コミュニティの方々と交流しませんか?参加者が、外国人コミュニティの活動を応援するためのチャリティプログラムもあります。

  • ◆日時:2月23日(土)午後1時30分 〜 4時30分
  • ◆場所:kokoka 京都市国際交流会館 別棟2階 特別会議室
  • ◆申込み:kokoka ウェブサイト申し込みフォームより http://www.kcif.or.jp/

春! kokoka のおもてなし

kokoka 京都市国際交流会館をあげて、みなさんをおもてなしします。ライトアップや普段は入れない日本庭園開放、期間中の土・日曜日にはミニ万国屋台村やステージ公演もあります☆

  • ◆日時:3月30日(土)〜 4月21日(日)
  • ◆場所:kokoka 京都市国際交流会館

「いらなくなったらいる人へ」京都市役所前フリーマーケット

  • 場所:河原町御池西北角 京都市役所前広場
  • 日時:2月19日(日)、3月4日(日)午前10時 〜 午後4時
  • 主催:NPOプラスワンネットワーク
  • TEL:075-229-7713
  • http://www.plusone.ne.jp/fm/fm_shiyakusho1.html

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京都市国際交流会館 図書・資料室 としょレター

オススメの一冊

『4コママンガでおぼえる日本語 中・上級 ひとつおぼえて たくさんわかる編』

4コママンガでおぼえる日本語 中・上級 ひとつおぼえて たくさんわかる編

佐々木仁子 著
ask出版
2002年

日本人が外国語を覚えるのに苦労するように、日本語を勉強しているみなさんにとっても日本語を覚えるのは大変なことでしょう。

この本はいくつかの言葉をキーワードに、「もとが同じことば」と「音が同じことば」を紹介しているので、関連づけて覚えられますよ。

また、4コママンガになっていますから気軽に楽しく読むことができます。

初級の日本語をマスターしたらぜひ読んでみてください。読んでいるうちに、いつのまにか覚えてしまっているはずです!

いろいろ使えることばをおぼえる編

上の本と同じシリーズで、「いろいろ使えることばをおぼえる編」があります。ひとつの言葉や漢字があらわす、たくさんの意味を知ることができますよ。

巻末には語彙リストがあり、コラム <読んでみよう> は英訳もありますから、がんばって読んでみてくださいね!

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今号を作ったボランティアのみなさん

ぼんぼり

誌面版編集

東 馨子 / 生田 稔 / キアラン・グリーン / 小松 武久 / 澤村 香織 / 鈴木 翔一朗 / 鈴木 秀利 / 関野 雅子 / 長竹 善伸 / 東田 美優 / 福島 あす伽 / 藤田リサ / 古田 富好 / 山下 元代 / 梁 珊

WEB版作成

鈴木 秀利

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