10年間、力をもらった鴨川

鴨川

鴨川

鴨川は、今でも私にとって、いいなあと思う場所です。大阪に住んでいる今、京都に来ることは少なくなりましたが、車で来たときには、つい鴨川へ走りに行ってしまいます。

10年前、日本人と結婚し、京都で生活を始めました。夫もお義母さんも、なにからなにまで全部やってくれて、私は何も問題なく生活できました。みんな、とても優しいです。日本での生活に期待を持っていました。

京都に来て4ヶ月後、子供が生まれました。名前は健太郎、私の息子です。この頃から、自分が育ったペルーと日本との文化の違いが、私にとって大きな問題になってきました。日本人は、すべてのことに細かすぎるんです。これをどうする、あれをどうすると、やり方ばかりに時間をかけて大問題にして、ずーっと話をするうちに本来の目的を忘れてしまうのです。これは文化の違いなんだなあと思いました。

それから、日本人は、自分の都合のよいことしか考えず、周りを見ていないと思います。経済的に日本とは違いのあるペルーから来た私から見れば、日本人はもっと外国を見たらいいのに、と残念な気持ちになります。私は、その頃は周りの人と仲良しでいようと決め、周りに合わせることにしていました。それは決して悪いことではなく、そうやればとりあえず、いい関係を作れました。

そんなとき、私はときどき鴨川へ行きました。車でぐるっと北の方まで周ります。昼の鴨川も、夜の鴨川も、そこに行けば、power –– 力をもらうことができました。明日からまた生活できるぞ、と。鴨川の景色から目に入ってくる新しい家と古い家、洋服を着た人と着物を着た人、それから耳に入ってくる日本語は、とても印象的で、文化の違いを感じました。もっと頑張らなくてはいけないなあと思いました。

そうして今年。少しずつ、ちょっとずつ、私は自分のやり方、感じ方を出し始めました。私が少しずつ自分のやり方を見せていくと、周りの人も変わっていきます。私の時間は、私が作るようにしています。これを書いている今日は、もう、お昼ご飯も晩ご飯も作ってから京都に来ました。

今、京都市国際交流協会のボランティアとして、この Life In Kyoto の制作に関わるようになりました。日本に長く住み、これからも住み続ける外国人として、同じような立場にある人たちに私ができることがあると思うからです。 難しいことはいろいろありますが、基本的に日本人は好きです。そう思い続けられる力をもらった鴨川に、今日も走りに行ってから帰ろうと思います。

後藤 イェシカ

後藤 イェシカ

今回、著者は、過去から現在までのさまざまな想いを、自由に話しました。その話した感じを大切に残したまま、著者とその場で文章にしました。

- 後藤 イェシカ
- 聞き手:石井 琢悟

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外国人のためのカウンセリングデイ

カウンセリングデイの様子

カウンセリングデイの様子

2008年6月7日(土)、カウンセリングデイが開催されました。このカウンセリングは年に4回、

1. 法律問題、2. ビザ在留資格相談、3. 税務相談、4. 社会保険年金相談、5. 労働条件相談、6. メンタルヘルス相談

を行っています。

相談内容としては例えば

  1. 年金の相談
    1. ある国では全く年金制度がないので帰国後日本で支払った年金はどうなるのか
    2. 2〜3年の労働では年金は支払いたくない。その分送金したいのだがどうすればよいか
  2. ビザの相談 日本人と結婚したらビザはどうなるのか、在留資格はどのように変わるのか
  3. 税務相談 家を買って永住したい。家を買う時の税金はどうなるのか
  4. メンタル相談 日本人と結婚したが、食生活、住環境、嫁姑との関係等,カルチャーショックをどう解消すればよいのか

多方面に渡って相談を受けています。相談に乗ってくれる方は専門家の方々です。法律関係は司法書士、税務は税理士、メンタル関係はカウンセラーの方々で、その道のベテランです。通訳者もベテランの方々です。秘密は厳守されます。中国語、韓国語、英語、スペイン語で対応できます。しかし、次のことに留意してください。

1.最近インターネット等で情報が早く伝わっているのですが、不正確な情報もあります。例えば、Aさんはビザがとれたのに私は申請に行ってもとれなかった等、申請する個々の状況により結果は変わることもあります。相談者によりケースバイケースです。自分で勝手に判断しないようにしてください。

2.相談会に参加するためには事前申し込みが必要です。そのときに相談内容をお伝えください。申し込みの内容が当日の相談内容と全く異なることのないようにお願いします。キャンセルをする場合は必ず事前に電話で連絡してください。

電話: 075-752-3511 (9am - 9pm)

次回は9月21日(日)です。遠慮なく、どんどん来てください。

- 生田 稔

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話題のことば・源氏物語千年紀

紫式部

紫式部

紫式部という女性が書いた「源氏物語」が、おもしろいと宮中で読まれてから1000年が経ちます。当時は、身分の高い女性のために物語が作られていたようですが、ほとんどは残っていません。なぜ源氏物語が人から人へと語りつがれたのでしょう?

物語は、当時の京都御所にて、光源氏という男児が帝が最も愛した女性との間に誕生したことから始まり、彼の子孫へ、舞台を宇治へと移していきます。54帖におよぶ長編の恋愛物語です。光源氏は母の面影を追いかけ、気まぐれな恋を繰り返していきます。当時の女性は、それをよしとし、彼が自分を訪れてくれるのを待ちます。

私の書いた源氏物語がマンガになっているとか。

十二単をまとった長い黒髪の女性は古典的な美人です。女性も品格が変わり、駆け引きの恋愛が増えてきました。雅やかな宮廷で生まれた恋の模様は、屏風や器にも描かれています。宇治川は不倫に苦しんだ浮船ゆかりの川で、宇治十帖に出てきます。

紫式部がこの物語を残したように、1000年後に私たちは何を残しているのでしょう?

- 山下 元代

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くらしと健康展

9月13日(土)・14日(日)に、1京都府総合見本市会場(パルスプラザ)で、京都府医師会・京都府・京都市などが「第35回くらしと健康展 – めざそう!脱メタボ」を開催します。2「くらしと健康展」は現在まで病気予防、特に生活習慣病やメタボリックシンドロームの予防を外国人を含む京都府在住の人々に呼びかけています。

みなさんに、このイベントを知ってもらうために、昨年訪れた「第34回くらしと健康展 – 知って防ごう!メタボリックシンドローム」を紹介します。

この健康展には数多くの人々、主に中高年の人々が訪れました。そして、内科医や眼科医といった専門医が無料健康相談に応じていました。私を含む多くの人々が血糖値測定・血圧測定・心電図検査などを無料で受けていました。いずれの検査も数分で済みました。これらの検査は外国人も受けることができます。

さらに、生活習慣病やメタボリックシンドロームの予防・治療を呼びかけるためのビデオ映画が上映されていました。栄養士が無料で、日常の食生活について助言してくれました。

私は、この健康展を訪れて、日本を含む先進国の医師や政治家たちが生活習慣病やメタボリックシンドロームの予防・治療やその啓発に取り組んでいることを知りました。規則的な生活とそれを支える強い意志が生活習慣病やメタボリックシンドロームを予防し、且つ、治療することを再認識しました。

「くらしと健康展」は訪れる価値があります。なぜなら、先ほど述べた情報・知識を具体的、且つ、わかりやすく伝えてくれるからです。しかし、外国人には殆ど知られていません。外国人の方々には「第35回 – くらしと健康展 めざそう!脱メタボ」に行くことをおすすめします。

注1. 地下鉄または近鉄「竹田」駅下車(「京都」駅から7分) 北西4番出口から市バス又は京阪バスで「パルスプラザ前」下車(約5分)

注2. 「くらしと健康展」は、京都府に在住している住民向けの催しです。京都在住の方であればどなたでも参加できます。

パルスプラザへの行き方MAP

パルスプラザへの行き方MAP


- 渡邊 岳

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2008年花火情報

日が落ちて、涼しくなってから出かけてみませんか。

2008年花火情報

 

- 谷田川 達也
- 生田 稔

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告知板

☆「いらなくなったらいる人へ」京都市役所前フリーマーケット 

日時:8月3日(日)・9月14日(日)午前10時〜午後4時
場所:河原町御池西北角 京都市役所前広場  主催:NPOプラスワンネットワーク Tel: 075-229-7713

詳細は http://www.plusone.ne.jp/ をチェックしてください。.

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