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悲嘆は変化の兆し

サンドラ・キンボールが見た悲嘆と喪失

最愛の人との死別、人間関係の破局−我々は生きていく中でこうした重大な出来事に遭遇して悲嘆を感じます。とりわけ慣れ親しんだ故郷を離れて異国に暮らすような場合には、たとえ些細な出来事でもその原因となるでしょう。外国人として新しい土地で暮らすのは刺激的でためになることですが、そこには様々な目には見えない喪失が隠れています。日常生活の型が崩れ、そのために安心感や自信といった、われわれにとって必須の感覚が失われるとき、これらの隠れた喪失が顔を出すのです。
 
この記事を読まれている外国人は、異文化圏に身を置くことで既に多くの喪失を体感していることでしょう。たとえば、家族や友人と接する機会が希薄になり、ライフスタイルや社会的地位が変化することは大きな喪失となっているでしょうし、あるいは、衣食住における好みが満たされていないと、それは小さな喪失となり得るでしょう。
 
悲嘆とは、(ショックを受けてから回復に至るまでの)感情の変化の過程を示すのに用いられる言葉ですが、広義には、喪失に圧倒されている心理状態を意味します。悲嘆が解消されないままだと、怒り、不安、憂鬱といった感情が発露します。喪失を経験することにより心に小さなひび割れができ、それを修復しよう、制御しようとする結果、以前にも増して悲嘆を感じるのです。新しい文化圏での生活は、悲嘆の原因となり得えますが、同時にすばらしい、刺激的な 経験をもたらしてくれるものでもあるので、外国人にとってはきっと悩ましいことに違いありません。
 
境界を越えようとしているとき、我々は何かを元の場所に残しているものです。解消されていない悲嘆に目を向ければ、変化はより円滑なものとなります。つまり、新たな国へ、新たな関係へ、新たな自分へと変化することがより楽に感じられることでしょう。残されたものに注意を向けることで、これから起こりうる物事にうまく対処できるようになります。

 -サンドラ・キンボール
 -翻訳 今原 裕章

サンドラ・キンボールは京都カウンセリングサービス(075-762-6322)の心理療法士です。
日本に住む 外国人を対象に、毎月第一 土曜日に京都国際交流会館(075-752-3511)にて
公開相談を受け付けております(参加費は無料です)。   

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京の梅

梅は桜と同様日本で親しまれています。なお、桜が3〜4月に開花するのに対し、梅は2〜3月に開花します。

京都市における梅の名所は北野天満宮、梅宮大社、平安神宮、下鴨神社、京都御苑、京都府立植物園ですが1)、その中でも一番有名なのが北野天満宮です。北野天満宮は日本各地に菅原道真をお祀りする中心的な神社で、約66,000 m2の境内に50種約2,000本(梅苑・門内各1,000本ずつ)の梅が植えられています。
梅苑は例年2月上旬から3月末頃まで公開されます。入場料(茶菓子付)は大人500円(中学生以上)、小人250円です。

皆さんも北野天満宮で梅の花見に出かけてみてはいかがでしょうか。

*参照サイト
1)京の梅カタログ(JR東海) http://kyoto.jr-central.co.jp/kyoto.nsf/special/sp_19_1
2)北野天満宮 http://www.kitanotenmangu.or.jp

-渡邊 岳

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マンガの宝庫 京都国際マンガミュージアム


地下鉄「烏丸御池」駅を降りると、烏丸通り沿いに大きな芝生が広がり、その上で子どもや大人が寝転がりながら漫画を読んでいる光景を目にすることができる。都会ではなかなか見られないような光景に思わず足が止まる。
「京都国際マンガミュージアム」は廃校になった小学校の校舎を一部改装して作られた、日本初の漫画の博物館である。マンガミュージアムでは、約五万冊の漫画が来館者に開放されており、デッキテラスで日向ぼっこをしながら、思う存分漫画を楽しむことができる。このミュージアムは図書館的機能と博物館的機能を併せ持ち、開架されている五万冊以外に、明治の雑誌などの貴重な歴史資料、世界各国の漫画や日本の翻訳漫画など約十五万冊もの漫画資料が保存されている。

会館の三階は四月から「研究室」になり、それらの資料も登録者の研究資料として開放される予定である。また、ミュージアムでは漫画を読むだけではなく、昔懐かしの紙芝居パフォーマンスや、自分で絵や漫画を描いたりするワークショップなども 開かれており、外国人や子ども、お年寄りを含めたあらゆる世代の来館者が楽しめるプログラムが用意されている。

一人で行くのもよし、家族で行くのもよし、マンガミュージアムでは漫画を楽しみながら、世界に誇る日本の「MANGA」文化の歴史を体感できること間違いなしです。


【所在地】
京都市中京区烏丸通御池上ル TEL:075-254-7414
【最寄駅】
京都市営地下鉄烏丸線/東西線「烏丸御池」駅 2番出口すぐ

-谷尾 美沙

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ノロウイルス

昨年から流行しているノロウイルスですが、3月頃までがピークとされています。このウイルスの特徴は、人の腹中でしか増えず食べ物の中では増えません。感染の始まりは腹中からウイルスが出てくる時、つまりトイレです。トイレットペーパーを通して手から感染します。予防には手からの感染を止めることが重要で、トイレ後の手洗いが大切になります。濡らすだけの手洗いではなく、きちんと洗いましょう。

-藤村 英治

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-シリーズ-私の好きな京都―

このシリーズは、京都に住んでいる皆さんから「私の好きな京都」を紹介していただきます

 京都はずっと訪れたいと思っていた場所です。その理由は、二つあります。ひとつは、長い歴史と共に受け継がれてきた料理、建築物、最も美しい庭、美味しいレストラン、錦市場などの日本文化への興味。もうひとつは、京美人の妻。これが日本に行くことを決意した大きな理由です。

数えきれない京都の名所のなかで、最も喜んでよく行く場所は、柳馬場通のハリストス正教会と京都市国際交流会館です。 祈りたい時や精神面で強くなるために、ハリストス正教会へ行きます。美しい教会は1903年に日本の亜使徒大主教聖ニコライが建てました。最初の主教は、聖アンドロニクです。木造の教会は建築物としてもイコンとしても有名です。それ故、京都市より有形文化財として保護されています。

京都市国際交流会館は外国人の自分にとって、日本語と文化をここで学ぶだけでなく、価値ある情報を得たりいろいろ助言してもらったり、たくさんのイベントに参加させてもらったりと大切な場所です。これがあるから、日本に馴染んでいけるのです。外国人としての生活は容易なことではありません。京都市国際交流会館と友情を持って辛抱強く自分たちを応援するスタッフやボランティアの方は日本と日本人の特使です。



-ドラゴスラブ・タタロヴィッチ-サシャ(セルビア)
-翻訳 山下 元代

Designed by 溝井ゆきゑ (HP ボランティア)

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