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京都でのドイツ年

ドイツ年

「ドイツ」とは日本人にとってどんな意味を持つのでしょうか? いつも新聞の国際欄を読んでいる方々には、今年は特に意味深い年ですね。去年のロシア年に引き続いて、2005−2006年はドイツ年と日本政府が決めました。

マウス

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ドイツ:「詩人と思想家の国」について、日本の大学生はどういうイメージを持っているでしょうか? そこで、京都大学の学生100人に突撃インタビューを試みてみました。「ドイツ年のこと知っている?」、「ドイツ人のイメージは?」、「有名なドイツ人5人を挙げてみて?」の質問にいろんな(びっくりするような)答えが返って来ました。ドイツはサッカーの国、スポーツカーの国、ビールの国、ソーセージの国、グラマーなブロンドの国、ビールの国、真面目で勤勉な国。気質では日本人に似ているとの声も。あと、環境問題を真剣に考えている、切れる頭脳を持っているなど、ドイツ人が聞いたら嬉しくなるようなことも言ってくれてます。でも、中にはゲーテ、シラーの時代から変わってないなどと言って来た学生さんも。まるで(日本人の思う典型的な)アメリカ人の学生の「日本にはまだ忍者がいるんだろー」みたいな発言もありましたね。

今年は日本各地で600以上のイベントがドイツ年を祝うために準備されています。似たような気質の国なのにあまりにもドイツのことを知らない日本人のために、少し紹介させてもらいましょう。1999−2000年はドイツではJapanisches Jahr(日本年)とされました。そこで日本でも「ドイツいいトコ」という宣伝のため、Goethe Institut(ドイツ文化センター)が様々な催しを計画しています。例えば芸術を紹介するイベントとして、美術作品の展示、映画会、ダンス、コンサートなど、いろんなメディアでドイツ文化を紹介します。

ドイツアルプスの少女達

ドイツアルプスの少女達

2006年ドイツと言えば、やっぱりサッカー!「有名なドイツ人5人を挙げてみて」の答えとして、ドイツの守護神ことオリバー・カーンがやっぱり一番の有名人でした。大分離れてあとに続く3人は、ドイツの歴史的な悪役と英雄達、ヒトラー、ビスマルク、ベートーベン。現役首相ゲアハルト・シュレーダーは第5位でした。インタビューに応じてくれたパンク系の格好をした学生さんは、実は隠れたドイツ通であったようで、彼の回答にはニーチェ、ショペンハウアー、ライブニツ、バッハ、シューベルトなどなど、ちょっとマイナーな名前も出てきました。面白かったのは、「私、有名な外国人いっぱい知っているけど、それがドイツ人かはちょっと知らないの」という答え、ロシアの独裁者スターリン、作家のドストエフスキーもドイツ人にされていました。

それでは、ドイツについてもっと知識を広げるにはどうすればいいのでしょう? やっぱり文化にじかに触れてみるのが一番ではないでしょうか? このためには、川端通りにあるGoethe-Institut(京都ドイツ文化センター)が理想的な場所でしょう。 今年9月から標準的なドイツ語レッスン(真面目な学生さんのため、あるいは単にワールド・カップ 2006に行きたい人のための)に加えて、ドイツワイン試飲会、映画会、オクトーバー・フェスト(有名なドイツの秋のビール祭り)を10月にやるなどいろいろあります。 最近、図書室にドイツ漫画コーナーが新設されましたので、是非一度行ってみては?

京都エリアではこのほか、同志社大学での講演会、京都コンサートホールでのベートーベンのシンフォニー、関西セミナーハウスでの国際会議、京都アートセンターでのダンスアカデミーのワークショップなど、いろんな人にアピールするイベントが用意されています。 大谷大学ではゲーテの「ファウスト」を舞台でやりますし、府民ホールALTIではドイツからのゲストダンサー達による公演があり、建仁寺では現代ドイツ・デザイン展を開催します。詳しくはGoethe-Institutのウェブサイトhttp://www.goethe.de/kyotoを、あるいはドイツ年のウェブサイトhttp://www.doitsu-nen.jp を参照して下さい。見るものが本当に沢山ありますよ。では、イベントでお会いできるのを楽しみにしています。

京都のドイツ年イベント

デザイン

9月23日-10月23日
Dieter Rams "Weniger, aber besser" デザイン展,
建仁寺

芸術

9月13日-18日
木版展 クリストフ・ロース作品展 「キアズマII」 , ギャラリー・マロニエ

写真

1月6日-2月12日
「ドイツ写真の現在」写真展 京都国立近代美術館

映画・メディア

10月6日-25日
「ドイツのアニメーションフィルム」
映画上映と展示, 京都精華大学ギャラリー・フロール、京都ドイツ文化センター

ドイツ語と文学

10月1日-30日
Goethes "Faust"展, 大谷大学

演劇・ダンス

2月21日-22日
フォルクヴァング・タンツシュトゥーディオ公演
「ラーケンハル」、 京都府立府民ホールアルティ 

社会

9月9日-10日
"Vergangenheitsbewaltigung und Wiedergutmachung in Deutschland nach 1945", 関西セミナーハウス

-ザビーネ・ブリンク 日本語訳:新井堅亮、藤井達三

この記事の取材のに協力いただきましたことを京都ドイツ文化センターに感謝します。

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京都へさよなら

ビアンカ・ジャービス

ビアンカ・ジャービス

3年前、JETプログラム前任者のトリスタン・グレイからLife in Kyotoを引き継いで、私は新参者の見通しから似たような記事を書いていました。3年後、Life in Kyotoの最後のJETプログラム編集長として、私の任期の終わりを迎えました。時は移り、Life in Kyotoは新しいシステムが決まるまでしばらくの間 休刊になろうとしています。

  編集長としての私の任期中は、出来る限り最良の雑誌を読者のために作ることが私の目標でした。3年間に渡って、デザインの変化があり、世界中からの筆者による記事が載り、時には外国語の記事もあり、そして最後には英日二ヶ国語版への分割という大きい変化がありました。このようにしてLife in Kyotoは、英語スピーカーから一層幅の広い京都在住外国人 読者へと、読者層を拡大することが出来たと思います。

Life in Kyotoの編集は、私に多くのレッスンをもたらしてくれました。最初、私は自分の日本語の力に自信がなく、また、わが町と呼び始めたばかりの京都についての知識も不十分でした。日本語を話すボランティア達と協調して行くという責任にくじけそうになりましたが、3年間の月日が経つうちに私は自信を得て日本語の力をつけ、京都についての深い知識を得るようになりました。時々私は京都文化についてのあまり知られていない情報で日本人の友達を驚かせ、“日本人よりもっと日本人らしい”と言われました。そして、このようにして京都は真にわが町と呼べる所となり、帰ろうとしているアメリカが今では異国の地のように思えます。

 数年にわたって私を支えてくださった次の全ての方々に感謝を致します:京都市国際交流会館のスタッフの方々、協調して雑誌を作るのを助けて下さったボランティアの皆様、“インタービュー・シリーズ”のためのインタービューの機会を作ってくださったご多忙な専門家の方々、そしてこの年月ずっと反応を与えてくださった読者の方々。あなた方すべてが私の人生を豊かにして下さいました。本当にありがとうございました。

-ビアンカ・ジャービス日本語訳:藤井達三

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