Life In Kyoto 日本語版 2005年1月号
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初詣とお正月の習慣

着物

新年の祝賀は日本における祝日として、おそらく最も重要な日で全国津々浦々にわたって三ヶ日の祝祭日となります。 「初詣」とは「新しい年を迎えての最初の参拝」を意味し、新年祝賀の主要行事です。
つまり初詣は神社、仏閣への新年初の参詣ということになります。仏教や神道に特別の信仰をもたない人々でも安全で幸福な新年を祈願するため、 新年三ヶ日中に神社や寺院に参詣するでしょう。参詣する人々は神仏に、おさい銭を捧げ、「おみくじ」という運勢を示す紙をひいたり、 あるいは健康または事業や学業での成功、また、よき結婚相手が見つかるように。。。等々を願って特別の開運「おまじない」やお守りを買ったり します。初詣でもっとも楽しいことの一つは晴れ着を着た多くの人々が見られることです。京都では多くの若い女性が祝事の際に着る色鮮やかな 晴れ着を着ている姿が見られます。こうした神社へ参詣する人々の長蛇の列の映像が毎年元旦の夕方のニュース番組で見られます。

神社

天皇は元旦(新年の初日)早暁に四方拝(四方を拝礼する宮中の神事)と呼ばれる儀式を行います。 伝統を重んじる家族では初詣に際して方位つまり、その年に神仏から最も大きな加護を受ける方角にある神社寺院を選んで参詣することがあります。 こうした理由で、初詣は恵方参り(恵方は恵みある方角、参りは参詣の意味)ともよばれます。 もちろん、多くの人々は方角よりもむしろ知名度によって参拝したい神社寺院を選ぶことでしょう。
日本では毎年、新年三ヶ日で7千万近くの人々が神社仏閣に参拝するとのことです。この数字はあまり大きすぎて信じられないほどですが、しかし 毎年東京の明治神宮だけでも約360万人もの参拝者を受け入れるとのこと。また商売繁昌、金運の神様として信仰される京都の伏見稲荷大社では 昨年は約240万という多くの人々の参詣があったとのことです。八坂神社(京都祇園にある大きな神社)や平安神宮も京都の初詣として非常に有名な ところです。
初詣をすませると、多くの社寺では様々な奉納行事を催しています。例えば下鴨神社での平安時代からの蹴まり(サッカーみたいなもの)や、 三十三間堂で例年 行われる弓道会(通し矢)などがありますが、いずれも老若を問わず人々を楽しませてくれる行事です。

以下、皆様のお役にたてればと、お正月に関係あるいくつかの用語を並べてみました。

「あけましておめでとう」: これは新年の標準的な挨拶
お雑煮 :京都式ではお餅と野菜を入れた味噌汁で年賀の典型的料理
カルタ(カードゲーム) :ポルトガル語のcartaからの移入語でよく新年の遊びとなるカードゲーム
凧揚げ :子供の成長と幸せを願って、凧を空高く飛ばす。
お年玉 :両親から子供たちへプレゼントするお金
独楽 :中国を起源とし、朝鮮半島を経て、日本に到来
双六 :「さいころ」を使って遊ぶ日本式バックギャモン
年賀状 :(新年の挨拶の葉書など)年賀状を送ったり、もらったりすることは日本の重要な習慣
羽根つき(日本式バドミントン) :美しくデザインされた羽子板とよばれる木製のラケットが羽根の打ち合いに使われる。
囲碁 :中国を起源とし黒と白の石で争われるゲームで今や国際的に普及している。
将棋 (日本のチェス)

Life In Kyoto のスタッフ一同は、2005年の酉年の新年が皆様にとって幸せな年でありますように祈念致します! あらためて、あけましておめでとうございます!
尚、京都で初詣に行くのに人気の高いところをいくつかあげておきます。

伏見稲荷大社

電話:075-641-7331
http://inari.jp/
京阪電車で「伏見稲荷駅」下車、またはJR奈良線「稲荷駅」下車

八坂神社(旧名 祇園神社)

京都市バス「100」か「206」で「祇園」バスストップ下車、または京阪電車「四条駅」から徒歩15分

平安神宮

電話: (075) 761-0221
http://www.heianjingu.or.jp/index_e.html
地下鉄、東西線「東山駅」下車徒歩10分または京都市バス「5」で「京都会館美術館前」下車

-ビアンカ・ジャービス、成田三郎

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明治・大正時代の建築の魅力[シリーズ第二回]

旧京都大毎会館 (1928 ビル)

旧京都大毎会館 (1928 ビル)
このビルは1928年 (昭和3年)に建てられ、京都市指定有形文化財に登録されている。鉄筋コンクリート造り3階の建物である。 武田五一(1872-1938)の設計で、施工は大林組である。星型のバルコニーと窓のデザインなどにアールデコの影響がみられる。 内部は1998年に改修され、現代的なギャラリーとして使われている。 1階にギャラリーとNPOラジオ放送局とカフェ「ラジオ・カフェ」、 2階にブティック、3階にアートスペース「アート・コンプレックス1928」、 地下に「カフェ・アンデパンダン」が入っている。 地下へ向かう薄暗くて細い階段の壁には色々なチラシが貼ってあり、 アンダーグラウンドアートの世界を感じさせる。
場所:三条御幸町の南東角(寺町商店街からすぐ)

-恩田進


新風館
新風館
三条烏丸に建つ新風館は、昭和初期に逓信省の建築家である吉田鉄郎氏による設計で、京都中央電話局として建設された建物。 その建物は外装タイルの割付に変化を持たせた繊細なデザインが特徴で、煉瓦の積み方は北ドイツの表現主義の影響と考えられる。 電話局時代はL字型の建物であったが、既存の建物にコの字型の建物を付け加え、2001年に新風館として新たなスタートをきった。 3階建の建物は、現在、洋服店、レストランやカフェに加えて、中庭を利用してイベントを行えるスペースを兼ね備えた商業施設と なっている。

場所:中京区烏丸姉小路下がる(地下鉄烏丸御池駅からすぐ)
新風館ウェブサイト: http://www.shin-puh-kan.com/light/lighttop.html

 -玉井奈子

同志社女子大学 (今出川キャンパス) 栄光館 (登録文化財)

同志社女子大学(今出川キャンパス) 栄光館 (登録文化財)
今出川キャンパスを代表する建造物。京都大学建築学科の創設者として知られ、またヨーロッパで流行していたアールヌーボーをいち早く取り入れた 建築で有名な武田五一の設計により建てられた。栄光館は、1932年(昭和7年)、米国ファウラー家の寄付を基に建築された。 (ファウラー家は永年にわたり同志社女子大学に貢献したメアリー・フローレンス・デントンと知友の一家であり、これを由来として、 別名ファウラーチャペルとも呼ばれる。)約1,600人を収容できる講堂(ファウラーチャペル)内には、カナダ・カサバン社製のパイプオルガンが 設置されており、毎日の礼拝をはじめ、卒業式・クリスマス礼拝や入学式に使われている。

ジェームズ館 (登録文化財)

ジェームズ館
(登録文化財)

レンガ造り2階建ての建物で、同志社女子大学の建築物の中でも最古のもの。 栄光館と同様に国の登録文化財に指定されており設計も武田五一によるものである。  同志社女子部であった頃の貢献者でもある米国ジェームズ家の援助を受け、1914年(大正3年)に竣工され、 2001年に保存的改修工事が完了した。 竣工時の姿がそのまま再現されるジェームズ館はその歴史とともに歩んできた同志社女子大学の伝統的かつ、 その時代における斬新さを感じさせる場所であり、現在は卒業生ルームとして使われているほか、小教室として使われることもある。 栄光館、ジェームズ館ともに同志社女子大学の創設者である新島襄と深い親睦のあった米国人の援助により建築された事実は、 大正時代における国際化の新しくそして大きな一歩であったかのように思える。

アクセス:地下鉄東西線今出川駅。

-松島ゆみ

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