October 2004
English
医療通訳サービス開始

  病気になった時、うまく症状が伝えられない、または入院したりして継続した医療を受ける時、病院の医師・看護師そして病院の人とのコミュニケーションがうまくできなかったという経験はありませんか?

  京都市では、京都市国際交流協会、NPO多文化共生センター・きょうとと協働し、今年9月から京都市立病院に医療通訳を派遣しています。

  日本語を母語としない市民が安心して医療サービスを受け、京都で健康に暮らせるよう各機関と連携し、数年前から準備をしてきました。多様な国籍の人々が定住しているオーストラリアなど、医療通訳の体制が進んでいる国もありすが、日本では「外国人の患者が受診する」想定での準備は出来ていないというのが現状です。

  まずは、京都市立病院でのサービスを開始して、今後は他の病院の理解を広めながら協力病院を増やしていく予定です。

  患者さんの個人情報は病院が管理しています。通訳は守秘義務を徹底していますので、安心して利用していただけます。通訳はこの事業の趣旨に賛同して、できるだけ患者さんのお役に立てるようにと日々、研鑚を積んでいます。気が付いたことなどがあれば、通訳依頼の窓口までどしどし意見をお寄せください。

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* 通訳依頼の方法は?
  
通訳者が必ず病院にいるのは毎週火曜日(午前 8時30分から11時30分)です。
通訳依頼の窓口:市立病院医事課
初診の時から通訳を希望される方: 火曜日、午前8時30分から11時30分に来てください。
再診の時または入院などであらかじめ予定が決まっている方:通訳派遣の依頼手続きを窓口で行ってください。毎週3日(火、水、金曜日)いずれかの曜日を選ぶことができます。

通訳できる場面: 外来診療の全科目において、受付、診療、精算、薬処方箋交付等の場面で通訳を行います。 電話での通訳はできません。
対応言語:英語、中国語
料金:無料
場所:京都市立病院 
〒604-8845 京都府京都市中京区壬生東高田町1−2
TEL (075)311-5311
FAX (075)321-6025
http://www.city.kyoto.jp/hokenfukushi/siritubyoin/
地図:http://www.city.kyoto.jp/hokenfukushi/siritubyoin/
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-大桑美也子

グリーンE書店

洋書店創始者:岩崎優子さん       
2004年5月、京阪「丸太町」駅を降りてすぐ、川端丸太町の東北角にオープンしたばかりのGreen E Booksは、京都初の洋書専門の古本屋で、高価な輸入書籍には手の届かない外国人たちに、手ごろな価格で洋書を提供している。このアットホームでエキゾチックなムードが漂う小さな店内には、季節に応じて入れ替えられる観葉植物が所々に置かれ、他にはないリラックスした雰囲気を醸しだしている。店内ではコーヒーなどの注文もできて、植木の木陰でコーヒー片手に読書を楽しむこともできる。.

      Green E Books を開き、自ら店主を務める岩崎優子コさんは、神戸市に近い三木市の出身である。16歳の時、1年間のアメリカ留学で初めて海外を経験した。帰国後、京都外国語大学でスペイン語を学ぶために、京都に移り住んだ。卒業後は再び渡米し、フロリダ州オーランドのMarriotホテルでインターンとして、フロントでの業務やVIPコーディネーターを経験した。しかしビザの有効期間が切れて、1年半で帰国することになった。

      この書店を開く前、岩崎さんは京都のアジア雑貨店で働き、次にインドから呉服を輸入する会社に就職口を見付けた。その仕事の関係で、数ヶ月毎に出張でインドやインドネシアに出向くことがあったが、それは岩崎さんにとって、異文化を堪能できる絶好のチャンスであった。

      岩崎さんのキャリアの長期的な最終目標は、欧米で働くこと、日本の輸入商品を販売したり、和のスタイルのインテリアコーディネートをすることにある。しかし岩崎さんは海外進出を図る前に、まず日本国内でビジネスを展開することにした。外国人の友人が京都に洋書の古本屋がないと嘆いていたのを聞きつけ、それは仕事になると考えた。それなら日常的に外国人のお客さんとふれあう機会にも恵まれる。当初岩崎さんは、自分の書店に「Green Books」と名付けようとしていた。しかし世界中に「Green Books」と呼ばれる書店があふれかえっていることを知って、名前の中にEを加えることにした岩崎さんによると、enthusiasm(熱中), energy(エネルギー), environment(環境), ethnic(民族), ecology(エコ)などなど、 Eで始まるよい意味の英単語が多いので、Eを選んだという。

      店を構える場所を探しているときから、岩崎さんにはすでに鴨川のそばに店を開きたいという希望があった。しばらく探しつづけて、現在の所在地である川端丸太町のビルを見つけ出した。そこはドイツ文化センターやアジア・アフリカ研究所、外国人住民に人気の高いクラブ「メトロ」に程近く、国際的なビジネスを展開する上で、立地として完璧と言えたからだ。

      岩崎さんが書店を開くにあたって、中古の洋書の寄付を募るチラシを配った。それで集まったのはわずか200冊。そこでインドから英語の本を大量に輸入することに決めた。インドには珍しく安価な本が多数揃っていた。店を開いてからは、お客さんが持ち込んだ本を買い取るなどしているので、その蔵書は常に変化している。さらにこの書店では、本の他にも、インドの布製品や木製のボウル・食器、輸入もののスナックフードなど、世界中から集めた珍しい商品が置かれている。

      岩崎さんの趣味は、織物の収集やインテリアデザイン、旅行などで、そういった関心が彼女の店の随所に見られる。岩崎さんは、五感に訴える「京都の中の外国」というコンセプトでお店をデザインした。こうしてエキゾチックな 雰囲気の店内に、緑がふんだんに使われ、世界中の本が幅広く取り揃え、置かれていった。店内の観葉植物は、ある業者からリースしたもので、季節に応じて入れ替えがされる。店のインパクトのあるロゴマークのデザインを始め、他のグラフィックデザインは、パートナーの河合奈緒美さんが担当している。岩崎さんによると、岩崎さんが考え出し、河合さんがそれを形にするのだという。岩崎さんはまた、どこかにGreen E Booksのロゴマークを取り入れたオリジナルグッズもプロデュースしたいと語った。

      Green E Booksは、岩崎さんにとって、もはやただの本屋を超えた存在となっている。彼女はこれまでこの書店で、日本と外国のコミュニティに接点をもたらす、さまざまなイベントを企画してきた。その一例として、日常的にあまり親しみのない話題にとても詳しい人物を招き、 その話題について語ってもらうという企画「One Day Professor」や、夏に開かれた「Blue Party」などが挙げられる。この夏色をイメージしたという「Blue Party」では、青色の服を着た参加者が、青色の飲み物を飲みながら、自由におしゃべりやゲーム、読書を楽しんだ。この色にちなんだパーティーを、これからも季節毎に企画していきたいと岩崎さんは語った。

      Green E Booksに立ち寄り、京都にまったく新しい世界を見出してみてはいかがだろうか。

      

-ビアンカ・ジャービス、蟹谷章子

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Green E Books 
京阪「丸太町」駅下車すぐ、川端丸太町東北角ハイツジェミニのビル 2階
営業時間:平日:15:00-23:00、 土曜:11:00-22:00、日曜:11:00-21:00
Tel&Fax:075-751-5033
Email: greengreenbooks@aol.com
ホームページ:http://www.greenebooks.net
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こちらの情報に関しては、変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。
 
 
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